2016/12/05 07:11
江戸、明治期に日本を訪れた外国人の記録を読むと、その頃の日本は子供の楽園だった
と表現されています。子供たちは一日中自由に外で遊び、叱られることもなく、泣くことも
ほとんどなかったとのことです。非常に甘やかされて育てられているにもかかわらず、
親に従順で充分に躾けられていました。親が不在のときは、子供は堂々と親の代わりとして
客をもてなすほどだったのです。子供でいる時間が短く、6歳すぎからは大人の手伝いなどし、
10歳前後には大人になっていったので、親たちも一瞬の子供時代をいとおしく思って愛を
注いだのでしょう。
「英国公使夫人の見た明治日本」で、メアリ・フレイザーは次のように書いていますが、
胸が熱くなります。
「家庭では子供たちは君主のようにふるまうが、甘やかされてだめになることはありません。
子供たちに注がれる愛情は、温かさと安寧で包み込み、その性格の悪いところを抑え、
良いところを伸ばすように思われます。
子供は、分別がつくとみなされる歳になると---6歳から10歳のあいだですが---みずから進んで
君主としての地位を退き、ただ一日のうちに大人になってしまうのです」
(渡辺京二「逝きし世の面影」)

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